Hungry Freaks

アート、自然などをテーマにしたグッズをSUZURIとTシャツトリニティにて販売中。

ジョルジュ・バルビエ/『ガゼット・デュ・ボン・トン』

久々の投稿です。今回のデザインは、20世紀前半のフランスの画家・イラストレーターであるジョルジュ・バルビエの作品を挿絵として使ったモード誌『ガゼット・デュ・ボン・トン』の誌面が題材です。 バルビエの作品は、今までも何作かデザインに使用してきま…

C・H・ベネットのクリスマスカード

お久しぶりです。今回のデザインは、19世紀半ばのイギリスで活躍したイラストレーター、チャールズ・ヘンリー・ベネットがクリスマスカード用に描いたイラストが題材です。 ベネットはケイト・グリーナウェイと同時代、つまりビクトリア朝時代の絵描きですが…

V・ブルーメンシャイン「白夜のタンゴ」

タンゴにはアルゼンチン・タンゴとコンチネンタル・タンゴがありますが、アルゼンチン・タンゴのほうは、だいぶ前から時折聴いています。やはりアストル・ピアソラが入口でしたが、「ラ・クンパルシータ」や「エル・チョクロ」のような古典的な曲もコンピレ…

ジャン=リュック・ゴダール

今回のデザインは「JLG追悼」。JLGとは、先日亡くなったジャン=リュック・ゴダールのことです。 ちょっと、こっ恥ずかしさがないわけではないのですが…。 ところで「ゴダール」といえば「難解」、というのがほとんど掛詞のようになっていますが、かつて淀川…

ビリー・ホリデイ

kotobank.jp ビリー・ホリデイの1930~40年代の歌声を聴いていると、この声をうまく言い表す言葉がないものか、とつい考えてしまうことがあります。曲によってはベッシー・スミスふうな歌い方をしていることもありますが、特にバラードとかゆったりめの曲を…

SUZURI店オープン!

このたび、Hungry FreaksをSUZURIにも出店することになりました。 suzuri.jp SUZURIでは、Tシャツやパーカーなどの衣類のほかに、マグカップやクッションなどの日用品や小物類も取り扱っています。 とりあえずは過去に制作したデザインをSUZURIでも商品化す…

リバーシ

今回のデザインはボードゲームの定番、リバーシです。 日本では別の名前のほうがよく知られていますが、あちらは商標登録されておりますので、商品名として使うことができません。 もっともそのおかげで結果的に「リバーシ」という名称も広まってきていると…

ボニーとクライドを題材にした3本の映画

クライド・バロウ(左)とボニー・パーカー(Wikipediaより) 「アンチ・ヒーロー」といえば、犯罪者であるにもかかわらず大衆の人気を集めている人物のことですが、ジェシー・ジェームズ、ビリー・ザ・キッド、ジョン・デリンジャーなど、アメリカには実在…

Twitter開設記念デザイン販売中!

ブログに続いて、Twitterも開設しました! Tシャツ販売サイト「Tシャツトリニティ」で「Hungry Freaks」というショップを数年前から出しています。このたびTwitterも開設しました! 今更ながらの初Twitterでしばらくは様子見しますが、どうかよろしく!— H…

浦山桐郎「太陽の子 てだのふあ」

浦山桐郎監督といえば、日活出身の映画監督で「キューポラのある街」「私が棄てた女」「青春の門」など、作品数は少ないのですが、亡くなって30年以上経った現在でも評価の高い人です。 吉永小百合や大竹しのぶなどの大女優を育てたとよくいわれますが、その…

ケイト・グリーナウェイ『マリーゴールド・ガーデン』

今回のデザインは、ケイト・グリーナウェイの詩画集『マリーゴールド・ガーデン』です。 ケイト・グリーナウェイが、19世紀後半のイギリスで活躍した画家で、詩人でもありました。 19世紀後半のイギリスといえば「ヴィクトリア朝時代」ともいわれ、イギリス…

清志郎を思う 2

※イメージ画像 どうせ、選挙は当分ないし。 どうせ、「気を付けます」って言えば済むし。 どうせ、違法性があるわけじゃないし(たぶん)。 どうせ、黒塗りされるし。 どうせ、本気で変えようと思ってる人なんていないし(いても力ないし)。 ♪ 何も変わらな…

神坂雪佳『蝶千種』

今回のデザインは、神坂雪佳の『蝶千種』というデザイン画集(図案集)に掲載されている作品が素材です。 神坂雪佳は明治から昭和初期にかけて活躍した画家・図案家です。琳派の影響を非常に強く受け、屛風画や襖絵なども制作しています。 私は残念ながら実…

ワシリー・カンディンスキー

カンディンスキー「即興27(愛の楽園Ⅱ)」(1912) スタイルの変遷 カンディンスキー、といえば抽象画の元祖です。モンドリアンとカンディンスキー、この2人が最初に、絵というものは具体的な何かを描かなくてもいい、色と形だけで絵になるのだと考え、それ…

清志郎を思う

ヤダナ~、ヤダナ~ 今日から2ヶ月後は、こればっかり歌ってそう。 www.youtube.com THE TIMERS スペシャルエディション(DVD付) アーティスト:THE TIMERS Universal Music Amazon * Hungry Freaksでは、メッセージ性のあるデザインも取り揃えております。 …

キンシャチ

今回のデザインは「サボテンの王様」キンシャチです。 キンシャチはつまり金の鯱ですが、名古屋原産ではなくメキシコ原産です(当たり前です)。 鑑賞用としてよく見かけますが、野生のものは絶滅危惧種なんだそうです。 観賞用のものは植木鉢に乗っかってる…

SFといえば

「宇宙山海経」より(『中国怪談集』所収) 今週のお題「SFといえば」 5歳の「神童」が著した宇宙誌 河出文庫から出ている『中国怪談集』(中野美代子・武田雅哉編)に、「宇宙山海経」という文章が載っています。 著者は江希張という人で、1911年生まれ。…

ほんとうの「バカ」とは?

ヒエロニムス・ボッシュ「愚者の船」(部分) 1991年、あるCMが話題になりました。 川べりの土手に桃井かおりさんがしゃがんでいて、視聴者に向かってこっそり同意を求めるように話しかけてくる…。 「世の中、バカが多くて疲れません?」 エーザイ薬品の栄養…

ジャン・ド・ボッシュ

今回のデザインは、ベルギー出身のイラストレーターであり、小説家・詩人でもあったジャン・ド・ボッシュのイラスト2点です。 どちらも女の子を描いていますが、ちょっとあやしげですね。 ビアズリーの影響を強く受けたようですが、線はビアズリーに比べる…

芸術における「叫び」

「ひとつの恐怖の時代を生きたフランスの哲学者の回想によれば、人間みなが遅すぎる救助をまちこがれている恐怖の時代には、誰かひとり遥かな救いをもとめて叫び声をあげる時、それを聞く者はみな、その叫びが自分自身の声でなかったかと、わが耳を疑うとい…

「太宰治」「中原中也」

今回のデザインは、2人の文学者を題材としたものです。 太宰治も中原中也も、100年以上昔に生まれた人ですが、今もなお熱狂的なファンがたくさんいます。 だいたい文学に興味を持ち始めた若い時期に出会って夢中になる人が多いと思うのですが、年をとってか…

ルドゥーテの『バラ図譜』

『バラ図譜』扉絵 「バラの画家」「花の画家」とも呼ばれる植物画かピエール・ジョゼフ・ルドゥーテはベルギー(南ネーデルランド)生まれですが、フランスで活躍しました。 彼が生まれたのは1759年、亡くなったのは1840年です。つまりブルボン王朝の末期か…

「カゴメツユクサ」「カネラ」

今回のNEWデザインは、植物画を素材とした2点です。 「カゴメツユクサ」(左)はシャーリー・ヒバードの著書 “New and Rare Beautiful-Leaved Plants” に掲載されているものです。 制作したベンジャミン・フォーセットについて調べてみると、英語版のウィキ…

ロバート・ジョンソン

「27クラブ」という言葉が、ロック好きの間でよく語られます。ご存じの方も多いかと思いますが、27歳で亡くなった有名ミュージシャンたちのことです。 ブライアン・ジョーンズ、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリスン、カート・コバー…

エジプトの神々「モンチュ」「ネイト」

今回のNEWデザインは、レオン・ジャン・ジョゼフ・デュボアという、フランスのイラストレーターであり、ルーブル美術館のキュレーターでもあった人物が描いた、古代エジプトの2柱の神々です。 いずれの絵も、ロゼッタストーンの解読者として知られるシャン…

オーブリー・ビアズリー

オーブリー・ビアズリー「クライマックス」(『サロメ』より) 白黒ツートーンの鋭い対比、大胆な画面構成、頽廃的・耽美的な雰囲気、流麗な曲線、過剰なまでの装飾性…。 わずか25歳でこの世を去った、イギリスの世紀末を代表する芸術家オーブリー・ビアズリ…

ブログ開設記念デザイン販売中!

Hungry Freaks ブログ開設を記念して、特別デザインを販売いたします。 このインパクトのあるキャラクター(?)は「ブエル」といいまして、古くから伝えられる悪魔の一人です。 『レメゲドン』という17世紀の魔導書に収められている「ゴエティア」によれば…

はじめまして。

Tシャツ販売サイト「Tシャツトリニティ」で「Hungry Freaks」というショップを数年前から出しております。 このたびは、より多くの方にご利用いただければと思い、ブログを開設いたしました。 Tシャツトリニティ→デザインTシャツ通販【Tシャツトリニティ…