Hungry Freaks

アート、自然などをテーマにしたグッズをSUZURIとTシャツトリニティにて販売中。

アート

ジョルジュ・バルビエ/『ガゼット・デュ・ボン・トン』

久々の投稿です。今回のデザインは、20世紀前半のフランスの画家・イラストレーターであるジョルジュ・バルビエの作品を挿絵として使ったモード誌『ガゼット・デュ・ボン・トン』の誌面が題材です。 バルビエの作品は、今までも何作かデザインに使用してきま…

C・H・ベネットのクリスマスカード

お久しぶりです。今回のデザインは、19世紀半ばのイギリスで活躍したイラストレーター、チャールズ・ヘンリー・ベネットがクリスマスカード用に描いたイラストが題材です。 ベネットはケイト・グリーナウェイと同時代、つまりビクトリア朝時代の絵描きですが…

Twitter開設記念デザイン販売中!

ブログに続いて、Twitterも開設しました! Tシャツ販売サイト「Tシャツトリニティ」で「Hungry Freaks」というショップを数年前から出しています。このたびTwitterも開設しました! 今更ながらの初Twitterでしばらくは様子見しますが、どうかよろしく!— H…

ケイト・グリーナウェイ『マリーゴールド・ガーデン』

今回のデザインは、ケイト・グリーナウェイの詩画集『マリーゴールド・ガーデン』です。 ケイト・グリーナウェイが、19世紀後半のイギリスで活躍した画家で、詩人でもありました。 19世紀後半のイギリスといえば「ヴィクトリア朝時代」ともいわれ、イギリス…

神坂雪佳『蝶千種』

今回のデザインは、神坂雪佳の『蝶千種』というデザイン画集(図案集)に掲載されている作品が素材です。 神坂雪佳は明治から昭和初期にかけて活躍した画家・図案家です。琳派の影響を非常に強く受け、屛風画や襖絵なども制作しています。 私は残念ながら実…

ワシリー・カンディンスキー

カンディンスキー「即興27(愛の楽園Ⅱ)」(1912) スタイルの変遷 カンディンスキー、といえば抽象画の元祖です。モンドリアンとカンディンスキー、この2人が最初に、絵というものは具体的な何かを描かなくてもいい、色と形だけで絵になるのだと考え、それ…

ジャン・ド・ボッシュ

今回のデザインは、ベルギー出身のイラストレーターであり、小説家・詩人でもあったジャン・ド・ボッシュのイラスト2点です。 どちらも女の子を描いていますが、ちょっとあやしげですね。 ビアズリーの影響を強く受けたようですが、線はビアズリーに比べる…

芸術における「叫び」

「ひとつの恐怖の時代を生きたフランスの哲学者の回想によれば、人間みなが遅すぎる救助をまちこがれている恐怖の時代には、誰かひとり遥かな救いをもとめて叫び声をあげる時、それを聞く者はみな、その叫びが自分自身の声でなかったかと、わが耳を疑うとい…

ルドゥーテの『バラ図譜』

『バラ図譜』扉絵 「バラの画家」「花の画家」とも呼ばれる植物画かピエール・ジョゼフ・ルドゥーテはベルギー(南ネーデルランド)生まれですが、フランスで活躍しました。 彼が生まれたのは1759年、亡くなったのは1840年です。つまりブルボン王朝の末期か…

「カゴメツユクサ」「カネラ」

今回のNEWデザインは、植物画を素材とした2点です。 「カゴメツユクサ」(左)はシャーリー・ヒバードの著書 “New and Rare Beautiful-Leaved Plants” に掲載されているものです。 制作したベンジャミン・フォーセットについて調べてみると、英語版のウィキ…

エジプトの神々「モンチュ」「ネイト」

今回のNEWデザインは、レオン・ジャン・ジョゼフ・デュボアという、フランスのイラストレーターであり、ルーブル美術館のキュレーターでもあった人物が描いた、古代エジプトの2柱の神々です。 いずれの絵も、ロゼッタストーンの解読者として知られるシャン…

オーブリー・ビアズリー

オーブリー・ビアズリー「クライマックス」(『サロメ』より) 白黒ツートーンの鋭い対比、大胆な画面構成、頽廃的・耽美的な雰囲気、流麗な曲線、過剰なまでの装飾性…。 わずか25歳でこの世を去った、イギリスの世紀末を代表する芸術家オーブリー・ビアズリ…