ジャン・ド・ボッシュ
今回のデザインは、ベルギー出身のイラストレーターであり、小説家・詩人でもあったジャン・ド・ボッシュのイラスト2点です。
どちらも女の子を描いていますが、ちょっとあやしげですね。
ビアズリーの影響を強く受けたようですが、線はビアズリーに比べるとあまり流麗ではありません(もっとビアズリーふうな絵も描いているようですが)。
どこか昔の日本のアングラ漫画を思わせるところもあります。
英語版のウィキペディアによれば、若いころに「悪魔崇拝の罪」で告発され、ベルギーを逃げてイギリスにわたったとのことです。悪魔崇拝の罪なんてあったんですね
その後も自分のことを「サタン」と呼んだり、変な奴だったようです。
上記のように小説や詩も書いていたようですが、日本では全く翻訳されていないので、どんな作品を書いていたのか、オカルトっぽいものだったのだろうとは思いますが、詳しいことはわかりません(実は姓もボッシュと読むのがいいのか、ボッシェルと読むのがいいのか、はっきりしません)。
今回使用した絵も、彼の小説「奇妙な島々」のために描かれたイラストです。
好きなタイプの絵だなあと思う方は、TシャツトリニティのHungry Freaksをぜひ覗いてみてください。